Connection: via IPv4
Your IP : 18.119.135.231
In English
Categories: Google

Googleフォトの高画質(圧縮)無制限アップロード終了に伴う代替の検討

Googleフォトの高画質(圧縮)無制限アップロード終了に伴う代替案

Googleが提供していたGoogleフォトの高画質(圧縮)アップロードは無制限でしたが、Google ドライブ ストレージ内のファイルを管理する – Google ドライブ ヘルプによると2021年6月1日以降にアップロードしたものは、Google Driveの容量にカウントされる(=無制限ではなくなる)ようです。つまりこれから15GBのGoogle Drive容量についてどうしていくか考える必要があります。


ちなみにiPhone 12で撮影した風景の写真は3MB前後だったので1GB当たり330枚ちょっと保存できます。

考えられる選択肢としては大きく2つあります。

  1. Google Oneに課金して容量を必要に応じて拡大する。
    Google One – クラウド ストレージ、スマートフォンの自動バックアップ、各種特典
  2. 他のサービスや手段に乗り換える。

そこでGoogle Oneの費用対効果を考えるために、乗り換え候補になるいくつかの類似のサービスや手段を列挙してみました。

更新情報

2024.12 各サービスの料金を更新

無制限のサービス

主に画像のアップロードが無制限とされているサービスです。

Amazon Photo(プライム会員) https://photos.amazon.co.jp

アメリカのAmazonが提供する写真保存サービスです。Amazonプライム会員は無制限になるオンラインストレージサービスです。Amazon Driveという同社のオンラインストレージサービスにアップロードされます。JPEG、BMP、PNG、GIF、大部分のTIFF、HEIF、HEVC、HEIC、および一部のRAW形式のファイルに対応しています。[Amazon PhotosおよびAmazon Driveのファイル要件]

Google Photoと違い無制限の対象にならないファイルもバックアップできますが、Amazon Driveの5GBの容量を消費するので注意が必要です。(Amazon Drive廃止に伴い、2022年10月31日以降対象にならないファイルのバックアップはできなくなります。)

モバイルアプリ: 〇/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

Yandex.Disk https://disk.yandex.ru [政治情勢的に非推奨]

ロシアのYandexが提供するオンラインストレージです。モバイルアプリからAuto-Uploadを有効にすると無制限で写真をバックアップできます。(有料版なら動画もバックアップできます)

アップロードするフォルダはGoogle Photo同様選ぶ事ができます。また対応する形式はヘルプページに書かれておらず、不明ですがjpgやpng, gifなど一般的な形式には対応しています。Google Photoと同様、Auto-Uploadでアップロードできるファイルは無制限のものだけです。

2022年2月24日以降、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で政治的な信頼性が低下しているため使用は非推奨です。

モバイルアプリ: 〇/デスクトップアプリ: ×/ブラウザ: ×

有料大容量のサービス

OneDrive https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage

アメリカのMicrosoftが提供するオンラインストレージサービスです。無料版の容量は5GBです。Windowsとの連携、デスクトップ版Officeを含むプランなどオフィスワークやPCに強い特徴が有ります。有料版はMicrosoft  365 Personal(¥14900/年 or ¥1284/月)なら1TBです。家族向けで2人以上ならお得なMicrosoft 365 Family(6人まで1人当たり1TB(最大6TB) ¥21000/年 or ¥2100/月)もあります。また中小企業向けのプランも選択肢に入ります。(さらに多くのプランがあります。)

モバイルアプリ: 〇/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

iCloud Drive (iCloud+) https://support.apple.com/ja-jp/HT201318

アメリカのAppleが提供するオンラインストレージサービスです。Apple製品との連携がいいので選択肢に入る方もいると思います。無料版の容量は5GBです。家族で有料の追加容量やアプリ、サブスクリプションを共有できる機能、独自ドメインメール対応があります。有料版は50GB(\130/月)、200GB(\400/月)、2TB(\1300/月)の3プランがあります。

モバイルアプリ: 〇(iOSのみ)/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

DropBox https://www.dropbox.com/ja/

アメリカのDropBoxが提供するクラウドストレージです。クラウドストレージの老舗だけあって同期機能が優秀でアプリの出来がいいです。無料版は2GBです。有料版は2TB(1200円/月(年払い))~です。

モバイルアプリ: 〇/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

Box https://www.box.com/ja-jp/home

アメリカのBoxが提供するクラウドストレージです。Office Onlineでの編集機能などコラボレーションに適した機能を備えています。無料版は10GBで、有料版は100GB(1320円/月)~です。

モバイルアプリ: △(画像の自動アップロード機能なし)/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

Xdrive https://drive.xserver.ne.jp

大阪のサーバー会社エックスサーバーが提供するNextCloudベースのクラウドストレージです。無料で2GB使えます。有料プランはスモールビジネス向けの2970円/1TBから。

モバイルアプリ: 〇/デスクトップアプリ: 〇/ブラウザ: 〇

自分で管理するサーバーやNAS

NextCloud on Cloud / VPS etc…

自分でサーバーを立てられる人はこういう選択肢もあります。NextCloudはオープンソースのクラウドストレージスイートです。モバイルアプリに写真の自動バックアップ機能も備えているため有力な選択肢です。更にプラグインで自由にカスタマイズ可能で家族や友人と容量シェアするようなこともできます。また、クラウド、VPSやオブジェクトストレージの利用規約に違反しない限りアカウントを削除されるリスクはありません。

VPSやクラウドサービスを使った構成例としては、NTT PCコムの提供するWebARENA Indigoと同社が代理店を務めるWasabi(S3互換ストレージ)を使う場合で1TB/約2715円~で運用できます。月当たりの内訳としてはWebARENA Indigo 4GB 1630円+Wasabi 1085円/1TB(1TB以上は+1GB/約0.8円)=2715円~になります。

NAS

QNAPやSynologyなどの多機能なNASでは、公式のアプリからクラウドストレージとして使える機能やNextCloudなどを実行できる機能を備えていることがあります。

構成例としては、 QNAP TS-431K+HDD 8TBx4(RAID6構成の場合、12TB相当)です。この構成だと5年くらい使う想定で12TB 4834円/月+インターネット代くらいで運用できます。5年分の内訳としてはNAS本体44000円+HDD(50000円4)+電気代5年分(60060)=280000円になります。

比較表

Google One OneDrive Dropbox Amazon Photo NextCloud
(Wasabi)
月額(1TBあたり) 650円 / 542円 1242円 / 1490
Family は6人利用で292円 / 350円
600円 492円 / 600円 2715円 / +1085円/TB
月額(月払い最低額) 250円/100GB
1300円/2TB
1490円/1TB 1200円/2TB 600円/無制限 2715円/1TB+VPS
モバイル対応
特徴 Googleサービスとの親和性、AI機能など Officeアプリ付き
2人以上ならお得
定番サービス 写真以外アップロード不可だが無制限 自由にカスタマイズ、アカウント削除リスクほぼなし、管理の手間あり
容量展開 250GB/2TB 1TB 2TB/3TB 無制限 1TB~(従量)

This post was last modified on 2024年12月11日 1:18 PM

Share
Published by
おきん(blog)

Recent Posts

AT-x510-28GTXのTips

概要 AT-x510-28GT…

2か月 ago

中古のM1 Macbook Airを買った話

つい先日、中古のMacbook…

2か月 ago

買って良かったもの 10Gtek USB コンソールケーブル Type-C

最近Macbookを買ったので…

3か月 ago

This website uses cookies.