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Categories: LinuxPCServer

T230C v2でJ:COMトラモジ視聴する

J:COM + T230C + Mirakurun + EPGStation = ???

J:COMはISDB-CだがDVB-Cにarib25をくっつけただけなので動くという噂。

DVB-C対応チューナーで最安のLinux対応USBチューナーは?

→ MyGica (Geniatech)  T230(C)

Aliexpressで2000円以内で購入可能。(2022.3現在 気づいたら購入できなくなっている)

PC環境

  • Ubuntu 20.04 LTS
  • x86_64 (amd64) Mini PC
  • Celeron N4120

今回の手順で必要なもの

  • x86_64のLinuxマシン
  • チューナー本体とアンテナ線
  • B-CASカードとカードリーダー
  • コマンド操作を恐れない気持ち
  • 各種ソフト開発者への感謝

注意事項

  • 特にネットワーク周り(ファイアウォールなど)の設定は手順として省略(自己責任で!)

各種接続

  • アンテナ線に接続したチューナー本体
  • B-CASカードを刺したカードリーダー

ファームウェアのダウンロードとインストール

組み込みのドライバーで動作するためドライバー必要ないが、必要なファームウェアを適切な位置に配置する。linuxtv.orgが参考になる。

git clone https://github.com/osmc/dvb-firmware-osmc
sudo cp dvb-firmware-osmc/{dvb-tuner-si2141-a10-01.fw,dvb-demod-si2168-d60-01.fw} /lib/firmware/

 

ユーティリティをインストール&&ユーザーをvideoグループに追加

dvbデバイスにアクセスするためにグループを設定する。

sudo apt install dvb-tools -y
sudo gpasswd -a $USER video
sudo apt -y install pcscd libpcsclite-dev libccid unzip zip ffmpeg pkg-config automake cmake g++ autoconf git dkms build-essential pcsc-tools

カードリーダーの認識

  • pcsc_scanでカードリーダーがB-CASを認識しているか確認する
  • Card state: Card inserted などが含まれるメッセージが出たらCtrl + Cで抜ける
pcsc_scan

dvbconfにチャンネルリストを追加

※詳細は忘れたがこちらのスクリプトで生成したものだったかもしれないので、うまくいかない場合はそちらも参考にする。

sudo mkdir -p /usr/local/etc/dvbconf/
sudo wget -O /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf https://ip1.info/dvbc/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf

チューナーの動作確認

  • 存在を確認する。あればadapter0やadapter1のように見える。
ls /dev/dvb/
  • DVBCモードに切り替える

※-a0 は存在を確認したadapterの番号に合わせる。複数ある場合はすべてのチューナーに行う。

dvb-fe-tool -a0 -d DVBC/ANNEX_A
  • チャンネルリストを使ってチャンネルスキャンをする。 (かなり時間がかかる・省略可)
dvbv5-scan -a0 /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf

nodeのインストール

  • stable(偶数バージョン)のnodeを入れる。バージョンはMirakurunやEPG Stationに合わせる。
curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_16.x | sudo -E bash 
sudo apt install -y nodejs

Mirakurunのインストール

※本手順ではDockerを使っていないが、使う人はMirakurunのGitHubEPGStationのGitHubを確認する。

sudo npm install pm2 -g
sudo npm install mirakurun -g --unsafe --production
sudo npm install rivarun -g

arib-b25-stream-testのインストール

sudo npm install arib-b25-stream-test -g --unsafe

Mirakurunのチャンネル・チューナー設定

  • チャンネル(channels.yml)には、SKY(その他の衛星放送)として追加している。特に地上波チューナーと同居する場合はSKY推奨。Mirakurunの放送種別にCATVはない。
  • チャンネル(channels.yml)の初期設定はCATVが使う可能性がある1~62、C13~C63全てが有効な設定、後からログなどを見ていらない分を無効化する。新局追加時は再編されることがあるので一旦全部有効にして様子を見る。
sudo wget -O /usr/local/etc/mirakurun/channels.yml  https://ip1.info/dvbc/channels.yml
  • チューナー(tuners.yml)は2台分書いてあるので、環境に合わせて増減させる。
sudo wget -O /usr/local/etc/mirakurun/tuners.yml  https://ip1.info/dvbc/tuners.yml

Mirakurunの動作確認

  • 再起動して設定を反映後、チャンネルが認識されるか確認する。
sudo mirakurun restart
  • サーバーIP:40772をブラウザ(またはcurlなど)で開き、Mirakurunがチャンネルを認識することを確認する。全てのチャンネルが出そろうまでには、やや時間がかかる。

MariaDBのインストール

  • MySQLの代わりにMariaDBを使う。
  • DigitalOcianのチュートリアルが参考になる。
  • インストールして、初期セットアップスクリプトを呼び出す。
sudo apt update && sudo apt install mariadb-server
sudo mysql_secure_installation
  • EPGStationの為にMariaDBでユーザーとデータベースを作成する

※MariaDBのSQLコンソールに入るコマンドはmysql。

sudo mysql -u root

sqlのコンソールに入ったらユーザーとデータベースを作成する。

※ユーザー名: epguser / パスワード: epguserpassword / データベース: epgdata での作成例

 

CREATE USER epguser IDENTIFIED BY 'epguserpassword';
CREATE DATABASE epgdata;
grant all privileges on epgdata.* to epguser@localhost  identified by 'epguserpassword';
quit

 

EPGStationのインストール

  • EPGStationをセットアップする
  • EPGStationをGitHubからcloneして、EPGStationを実行可能にする。
git clone https://github.com/l3tnun/EPGStation.git
cd EPGStation
npm run all-install
npm run build
  • テンプレートから初期設定をコピーする。
cp config/config.yml.template config/config.yml
cp config/operatorLogConfig.sample.yml config/operatorLogConfig.yml
cp config/epgUpdaterLogConfig.sample.yml config/epgUpdaterLogConfig.yml
cp config/serviceLogConfig.sample.yml config/serviceLogConfig.yml
cp config/enc.js.template config/enc.js

※nanoでの編集を行う例

nano config/config.yml

— 編集内容 —

dbtype: mysql
dbtype: mysql
mysql:
    host: 127.0.0.1
    port: 3306
    user: epguser
    password: epguserpassword
    database: epgdata
    charset: utf8mb4

— ここまで —

  • pm2で自動起動させる
sudo npm install pm2 -g
sudo pm2 startup ubuntu
pm2 start dist/index.js --name "epgstation"
pm2 save
  • EPGStaionの動作を確認する

サーバーIP:8888をブラウザ(またはcurlなど)で開き、EPGStationで番組表が見られることを確認する。Mirakurun起動直後で番組表を取得できていない場合はすぐに出てこないこともある。

 

End. 快適な視聴と録画の日々を楽しむ

※以下は追加要素。

  • Plex Media Server / Emby Media Serverなどと連携してリモート視聴環境/モバイルでの視聴を整える(要ライセンス購入)
  • Fire TVやKodiなどのクライアントと接続して大画面で楽しむ
  • Slackに通知を飛ばして録画状況を確認する
  • エンコード設定を調整して好みの品質に仕上げる。Amatsukazeなどと連動してエンコード、CMカットなどを自動化する。
  • などなど

参考にしたページ

追記: 書き終えた後に見つけた記事

This post was last modified on 2023年5月17日 5:59 PM

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おきん(blog)

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