中古のM1 Macbook Airを買った話

つい先日、中古のMacbook Air 2020 (M1)を購入しました。

いつもWindowsノートパソコンのことばかり書いていることからも分かると思いますが自身の端末としてMacbookを所有するのは初めてです。
今回はWindows環境も残しつつ持ち出し環境としてMacbookを採用することにした件について書き残しておこうと思います。

M1 Macbookを買う理由

まずは、Apple siliconを採用したMacの電池持ちへの期待です。公称の電池持ち時間で比べてもWindows+Ryzenのノートパソコンの倍以上あるため、次入りたいカフェにコンセントがあるか気にしなくても１日出歩けることは非常に魅力的です。

次に、M2/M3ではないのはパソコンを買う予算が尽きたこととMacbookのリセールの高さからM2/M3に買い換えるときの足かせにはならないという読みの２点からです。残念ながらお財布の大きさは有限で、車を買ったばかりの身には20万超えの新品Mackbookを買う力はありません。ただMacbookは中古市場での価値も高く、売ってしまえばまとまったお金になるので買い換えの負担もそこまで大きくないと考えています。

使用感

Mac自身については学生時代の使用歴があるので大きなところでは特に戸惑うところは有りませんでした。懐かしい感じさえします。

電池持ち

電池持ちは期待通りでした。何をするにも電源を探す必要性はぐっと下がりました。かなり感動的です。
何度か電池消費が早いと思ったタイミングはありましたが、それは仮想化したWindowsでの作業中だけでそれ以外は充電器に縛られずに使えています。
いままでのように画面を無意味に暗くして残り数%数分の悪あがきをしなくてもいいという安心感はメンタルにも良い影響があります。

キーボードとタッチバッド

キーボードの打鍵感は持ち出し環境として十分な質感です。Windowsからの移行だと少し横にずれた配列に感じることがありますがWindowsノートパソコン側がずれているのでなれるまで頑張りましょう。IMEのon/offはWindows側でMac風の設定を入れていたくらいなのでむしろいつも通りでした。リモート作業環境(RDPやVNC)によっては接続先のIMEの切り換えに難儀しますがRDPとMS純正クライアントを使っているならクライアントアプリがなんとかしてくれます。

性能

予想よりずっとパワフルでした。特にその力を感じたのはSVT-AV1で動画エンコード(トランスコード)を試したときです。profile 9あたりFHD/30fpsがリアルタイムトランスコードできるのは十分以上と言えます。恐らくprofile 12で設定を詰めれば60fpsもいけるでしょう。M2以降も試したくなる性能でした。

ソフトウェア

よく知られた便利なソフトウェアに有料のものが多く文化の違いを感じますが、以前Macを使っていた時に買ったものがそのまま使えることも多かったです。
ゲームはSteamがProtonである程度なんとかしてくれるLinuxよりも選択肢が少ないと思います。WhiskyというWineにMac向けDirectX互換レイヤー(Game Porting Toolkit)を追加したものが出てきたので状況が変わってくるかもしれません。またクラウドゲーミングとしてXbox Cloud Gamingを使ってみましたがこれは問題なく動きました。

その他

液晶がきれいなのは高評価ですが外で使うときは丸見えなので取り外し可能なのぞき見防止フィルターを買いました。購入したもの -(アフィリエイト)->
エレコム Macbook Air 13 (2020/2019/2018)、Pro 13 (2022/2020/2019/2018/2017/2016)対応 のぞき見防止フィルター マグネット式 アンチグレア加工 紫外線99.9%カット

買い換えの結果と感想

電池持ちのためだけにWindowsから移行するのはおすすめしませんが、今回の期待を完全に満たす選択でした。ゲームは別途Windows環境を用意した方が良いかもしれません。